激レア!パワースポット『悠久石』

タータラッター!タタラ〜♫ という軽快な音楽とともに世界の秘宝を探すインディージョーンズの映画シリーズ。 幅広…

悠久石の看板

タータラッター!タタラ〜♫
という軽快な音楽とともに世界の秘宝を探すインディージョーンズの映画シリーズ。
幅広い世代にファンがいるこの映画の中でも特別多くの方々の記憶に残るのが、
『レイダース 失われたアーク』の転がる巨石に追いかけられるシーンだろう。
「その石がたらぎにある」と言ったらどうでしょう?みなさんきっと信じないでしょうね。

なので、たらたら語る前に、先に言っておく。
実物があるから、まず見に来て。
住所は下記だ。
〒868-0505 熊本県球磨郡多良木町大字槻木字下槻木

パスポートもビザも不要だ。

なに?車で来る?
じゃあ、google mapにおまかせだ!

その1
第一発見者に話を伺う
インタビュー:多良木町役場、「当時の林道担当者」である那須隆二さん

石を見たい君たちの気持ちはよーーくわかった。しかーし、君たちが石をみる前にきちんと取材をしてみます。
ということで、第一発見者、多良木町役場、当時林道担当者であった那須隆二氏に、お昼休みの鐘がなる5分前に、町役場1Fロビーにてインタビューを試みた。そう、面倒な質問がや撮影が続くと確実に彼の貴重な休み時間が減る迷惑なタイミングでの取材だ。

悠久石の悠久さをジェスチャーする那須さん

この土地ならではの贅沢すぎる広い空や、優しい住民、米焼酎などで失われつつある記憶を、携帯電話を折りたたみ、アンテナを引っ張り出していた9年前にゆらりゆらりと戻していただく。
そうそう、平成18年の7月は、大きな台風が3つも上陸した年でした。。。。

nasusan
いやあ、新聞やテレビにも何度も言いましたが、第一発見者と言っても、ただの職員ですので、台風後にいかに敏速に道を整備し、処理するか?それだけの担当ですよ
aki
すみません、残念ながら、その新聞もテレビも見てないので、教えていただけると嬉しいのですが、、ええ、、、、っと。そうだ!じゃ、まずは、最初の印象は?
nasusan
なんでこんなところに、鉄球が落ちているのかと思いました
aki
なるほど。浅間山荘事件のあれですね(古)

説明しよう。それは、鉄球ではない。
その後の調べでこれはリアルインディージョーンズな天然石(大きさ日本一の球形の泥岩)であることがわかった。太古の昔、海で流され丸くなったものが、土地が隆起した際に槻木の山の上に移動し、途中インディを追いかけたあと、なぜか多良木の地まで転がり、その後何万年もなにくわぬ顔で山の一部として林道槻木南線の法面で”出待ち”していたのである。

それが平成18年の7月20日から23日までの度重なる台風により満を期して露出し、ウン万年のパワーを持つ野性味溢れる彼ならではの雨、風、雷などの最大演出の中、「どぞっ!」っと山の上から勢いよく登場し転がりはじめたものの、平成18年にはもう追いかけるインディーが居ない。「おりょりょりょりょ!!!」とガードレール前で振り返り留まったのである。

もしも、運悪くガードレールを突き破り、さらに山の下へ落ちていたならば、何万年分もの”空振り”をするところであった。山なんで、余裕でさらにウン万年を過ごす”山の下の方の土地”はある。そんなことになれば、那須隆二さんにお世話になることも、”悠久石”というすこぶる愛情溢れる素敵な名前で呼ばれることも、落ちた場所から10KM離れた槻木太子堂内の敷地に屋根付きで祀られることもなく、この記事も存在しない。町にとっても大損失であった。

ということでまずは、日本のガードレールを讃えておきたい。ガードレールは、役割を全うしガードした。
「ガーーーードレーーーール凄いっ!!」「強っ」「素敵っ」「ガードレール、英語でもguardrailよねっ」「白っ!」「痛かった?重かったでしょ?」「袖レールおしゃれよね」

センセーショナルな登場をした悠久石が発見されたときのガードレールのがんばり

ーーー話を戻します。ーーー

aki
おどろきましたか?!
nasusan
まあ、驚きましたけど・・どうやって撤去するか、、と。何しろ大きいし、道、空けないと・・・
aki
・・・・・そうね。まさか、捨てると言う選択もあったのでしょうか
nasusan
そうですね。役場でそう判断されたら、砕いて撤去です

岩ーーーーーン。
顎が床に落ちるとともに、お昼休みの鐘がなる

つづく

その2
「なんだか、触るといいことがあるそうですが」
インタビュー:多良木町役場、林道担当である那須隆二さん

aki
でも、保存することになったんですよね
nasusan
はい。何度かの会議の後に、やはりここまで丸いのは珍しいと、保存へ向けて準備が始まりました

改めまして、ご紹介。
名称 悠久石 (町民公募で選ばれました)
周囲に分布する四万十層群に属する古第三紀(約4000~2000万年前)の地層中に形成された石灰質ノジュール
体重 3.7トン
直径  1m40cm
チャームポイント まるい、大きい、とにかく丸すぎて、でかすぎる。
特技 皆様を幸せに導きます

aki
そういえば、随分とご利益があるという噂ですね。この取材チームにも石を触ってから奇跡が続いており、大変驚いているところで、東京でも話題です
nasusan
そうですか。そうですかねえ、、
aki
パチンコの玉が置いてありますが。出が良くなる?
nasusan
テレビで紹介された時にパチンコの話題になりましたので、その影響です。根拠はありません
パチンコの御利益があるという(根拠はないとのこと)ことで遠くからの来訪者も多い
aki
横にいくつか小さなものありますが、あれは?
nasusan
誰か勝手に持ってきて置いたみたいです
aki
ご自身には、何か良いことがありましたか?
nasusan
まあ、一応子宝に恵まれました、、かな
aki
おめでとうございます!

人として、一番最高のものに恵まれております。いい話聞いた。
やはり、特別な石なのだ。
那須さんには、素敵&貴重な話を伺えましたので、お昼休みに入っていただきました。

さて、お次は、検証中の詣り方と、写真の撮り方のレクチャーです。
担当は、悠久石に魅せられて早6ヶ月のフルーマンさんです。

その3
「悠久石と私」ベストな関係について。
案内役:フルーマン

悠久石を撮影する2人の男性

悠久石と檄似のフルーマンの後頭部

存在が似ている人ほど、ご利益増。(akiの私感)
私は、今回の取材で多良木町に到着するなり最初に訪れた悠久石の見学の後、普段ならば日本酒いっぱいで吹っ飛ぶ様な軽い喉風邪が急激に悪化、貴重な取材日の1日をマグマの様な高熱を出し布団も燃やす勢いでデドックスすることになった。これはインド帰りのわたくしへ悠久から「お前は、まず寝ろ」と言う思し召しだと認識した。まるで母の様な石なのである。

ところが、フルーマン氏は「この石に触ってから仕事がたくさん入った」と言う。幸運続きで売れっ子になっているではないか。だいぶん御利益の出方がちがう。。。ということで、その秘訣を伺うことに。

フルーマン氏から教わった悠久石の詣り方 その1
石と一体になる
悠久石の後ろからを顔を出すフルーマン氏

フルーマン
悠久石といかに一体化するか?ということが重要なんですよ。これは石を私の体そのものに見立てることで一体となります。石の方でも「そこまで間合いを詰めてくるんなら、まあ、、」といった気持ちになってくるんですよ。

フルーマン氏から教わった悠久石の詣り方 その2
石との共同作業
悠久石の後ろでポーズをとるフルーマン氏

フルーマン
ただ一体化することだけを続けていてもダメなんです。何か石と一つのことを成し遂げたという想い出づくりが大切なんですよ。これは漢字の「古」の字を石と私とで表現しているんです。

フルーマン氏から教わった悠久石の詣り方 その3
石に友達を紹介する

悠久石にお友達を紹介する場合
フルーマン
石にお友達を紹介するときは、こうですね。やっぱり一見さんお断りなところもあるから、ある程度信頼関係を築いた私のような人間が紹介して初めて石の方でも「そんならこの新参者にも御利益をやるか…」となるんですよ。

いかがでしたでしょうか?上記を参考に、みなさんも是非、たらぎのパワースポット「悠久石」の御利益に触れてみてはいかがでしょうか。
注釈※私はきちんとお参りしておきました。

石とaki
フルーマンのお詫びも含めてもろもろお参りをします

悠久石

悠久石

住所
〒868-0505 熊本県球磨郡多良木町大字槻木字下槻木 槻木太子堂境内
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